東洋医学

鍼灸は認知症予防になる?

鍼灸は認知症予防になる?

厚生労働省ではこんな認知症の定義をしています。

認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。認知症にはいくつかの種類があります。アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。

脳の萎縮!?萎縮って?!

脳萎縮とは脳容積の減少のことえおいいます。脳萎縮の原因はさまざまですが、正常でも加齢により萎縮します。個人差はありますが、40歳の頃から頭部MRIで脳に萎縮が認められる様になります。

えっ?40歳から脳の萎縮が始まるの?

萎縮した脳を元に戻す治療法はありません。萎縮の進行を予防するには、日頃から脳を一生懸命働かせ、脳に十分な血液を流すことが大切です。

脳を一生懸命にって、、、、ストレスのように悩むのではなく、脳を活性させていきましょう~みたいなイメージでしょうか。

そこで、鍼灸師会でのレジェンドの首藤先生は、45年近く通われている鍼灸院の患者さんには、数人疑いがある方はいるが、ほとんどの患者さんは皆元気だと。それはどうしてか、、、と考察してみると、肩頸の治療が効果的なのではないか?と、おっしゃっているのです!

図の下に大動脈弓という太い血管から、椎骨動脈と総頚動脈とい血管に分かれています。
頸の前は、総頚動脈が後は椎骨動脈が流れています。
この血流の流れは、脳へとつながり脳の活性につながっていきます。

それなら、首の血流よくすれば良いのだったら鍼灸じゃなくてもよいのでは?と、思いますね。

もちろん、答えはYESです。

でも、鍼灸は筋肉や血流の流れだけにアプローチしているのではありません。
東洋医学という学問で、気・血・水や五臓六腑を整えるなどの、体の根本的な治療を試みています。

首藤先生は、腎虚・肝虚証の肩が多いとお話しされています。聞きなれないフレーズですが、簡単にいうと体が弱っているので鍼灸で元気にしましょう~みたいなことをしています。その一部の治療に、肩や首の血流をよくすることも取り入れているのです。

元気の底上げですね(⌒∇⌒)

私にも、80歳になる父と75歳の母がいます。
いつまでも、健康で長生きしてもらいたいです。日本が抱える認知症問題に少しでも貢献できるように頑張ります。

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